建替え分譲

土地の価値に、新たな生命を吹き込む。

マンションの老朽化問題の解決を担う重要な事業。

都心立地や利便性などに恵まれた地にありながら、建物自体が老朽化したことで、資産価値までも劣化させているマンション。エスリードはこれらの物件を建替え分譲や等価交換分譲によって、建物と土地を甦らせ、そこに時代のニーズを的確に反映することで新たな価値を吹き込んでいます。マンションの老朽化が問題となっている昨今、私たちのこれらの事業は、今後社会的課題の解決を担う重要な事業になると考えています。

マンション建替え円滑化法に基づく建替え分譲

2007年3月には、大阪府吹田市で「マンション建替え円滑化法」に基づく建替え事業の関西での認可第1号物件として、「エスリード高野台」が竣工。この事業は老朽化したマンションだけでなく、その近隣地と一体となった建替え事業で、マンションと近隣地を合わせた「高野台サブ近隣センター」合計約900坪の敷地において店舗9戸・住宅23戸を対象として実施されました。当社が事業協力者に選定された理由としては、大阪市住宅供給公社が1965年に分譲した第1号マンションを、当社が1999年に等価交換方式で建替えを行った実績が評価されたものと考えています。

即日完売で大きな話題を呼んだ等価交換分譲

エスリードでは、新しいマンションの分譲のみならず、老朽化したマンションの再生にも積極的に進出しています。建替え分譲として初めて取り組んだのは、1965年に大阪市住宅供給公社が第1号物件として分譲した大阪市天王寺区のマンション。従来の入居者には「等価交換方式」で優先入居していただき、容積率の緩和などによって新たに増加した住戸はエスリードが新規に販売。物件の品質や立地条件の良さなどから即日完売となり、大きな話題を呼びました。さらに、昨今では「エスリード千里桃山台」の等価交換分譲で高い評価を得ました。

提供する側・購入する側双方にメリットを

老朽化したマンションの建替え分譲では、居住者の方々の話し合いのお手伝いをしたり、取り壊しの費用がかかるなど、更地を取得してマンションを販売するよりも時間とコストがかかる面もあります。 しかし、都心の便利な立地が確保できる点や、元の所有者の入居が見込めるなど、事業として新規物件にはないメリットもあります。一方、購入する側にとっても、従来の入居者には建替え費用を安く、新規入居者には土地代負担を軽減するというメリットがあり、今後の事業拡大が期待されます。